David Bowie - Life on Mars? [音楽]


明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。




Life on Mars?


It's a god-awful small affair
まったくひどい、小さな出来事が
To the girl with the mousy hair
ねずみ色の髪の少女に起きた
But her mummy is yelling, "No!"
でも母は「ダメ!」と怒鳴っている
And her daddy has told her to go
そして、父は「出て行け」と言った
But her friend is nowhere to be seen
でも友達はどこにも見当たらない
Now she walks through her sunken dream
今、彼女は沈んだ夢の中を彷徨う
To the seat with the clearest view
スクリーンがよく見える席へ座って
And she's hooked to the silver screen
そして彼女は映画に心を奪われた


But the film is a saddening bore
しかし悲しいぐらいに退屈な映画
For she's lived it ten times or more
10回、それ以上その中で生きるには
She could spit in the eyes of fools
彼女は目に映る愚か者に唾を吐く
As they ask her to focus on
彼らが彼女に「集中しろ」と言う中



tenderness

1971年に発表


大人(∽世界)への嫌悪感や苛立ちや

ロックの背景にあり、詩に表われている

そんな詩に触れると、共感もできる一方

自分の若い頃(今も)は、希薄だったな

そんなことも同時にいつも思ってしまう


ボウイの歌には人間味が滲み出る
世界に怒っていても、どこか優しい♪




こんな風に演奏出来たら気持ち良いだろうな
というカバー曲を3つ程、メモしておきます

Surrey Police Band. Emmanuel Church, 4th February 2017
https://youtu.be/wzDizWabWW8?si=MENbxu3PM29wRir6

G4 First Album 2005
https://youtu.be/9UpE_1hYyAE?si=j7rMAAUa4P-T-6fk

Cæcilie Norby Group Germany, June 14, 1997
https://youtu.be/cm7p3e_h2QE?si=8OwZ0iuAE7A_V6hu

VAMPS 2013
https://youtu.be/1fxIMKCyfF4?si=ER3-_Nkml0wh1joA













Poetry Collection : Shuntaro Tanikawa
谷川俊太郎詩集



でも、誰だろう 何だろう
私に私をくれたのは
限りない世界に向かって私は呟く
私 ありがとう

arigatou.jfif

谷川俊太郎「ありがとう」より



クリスマスに子どもへ詩集を贈った

もし自己肯定感が低くなり過ぎたら

思い出して欲しい、そんな詩ですね


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老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

明けましておめでとうございます。

David Bowieの1971年作品というと、日本で彼が紹介された頃の作品ですね。

当時の彼は化粧をしたギラギラなスタイルでステージに立ち、Marc Bolan率いるT-REXと共にブラム・ロックの旗手として紹介されていましたけど、当時の私はこの手の音楽はどうも好きなれず、その後もどうして彼がもてはやされるのかわからないままでいたのですけど。

しかし、後に彼が1986年のベルリンの壁近くで行ったコンサートをのことを知り興味が湧き、彼の行動や曲について調べ聴いてみたところ、その底流にかなり哲学的なものがあること知らしめることになり、これが多くの人に彼が愛され続ける要因であったことを理解することが出来ました。

” Life on Mars?”詩も、読んでみるとかなり哲学的な感じ。
今だ、彼の曲は好みではないけれど、この詩を読んで、また少し視点を変えて彼の作品を聴いてみようかなという気になりました。

今年もよろしくお願いします。

by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2024-01-04 11:01) 

mk1sp

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) さん、コメントありがとうございます。

Bowieの曲は、まあまあ取り上げていますが(非公開記事を含め)
私も特に初期の作品は、チャラチャラした感じで苦手です
映像なしでそうなので、映像ありだと、余計にギラギラして
見聴きし難いかも知れませんね(苦笑)

ただ、初期作品でも、この曲に限らず、奥は深そうなんですよね
”Life on Mars?”の詩の解釈に関するネット記事も多いですよ

Bowieの経歴、音楽以外の活動にも精力的だったりするので、
(音楽家の枠を超えた)アーティストという言葉が嵌る人ですね

今年もよろしくお願いします!

by mk1sp (2024-01-06 12:10)